身体に携わる職業の方なら、身体に関する「知識」が重要だよ。
はたまた、これまで2万人の腰痛を改善してきました!という「経験(実績)」が重要だよ。
こんな議論を聞いたことがあるかもしれません。
「知識」と「経験」どちらが重要か?もしくはなぜ重要か?を私なりに噛み砕いて、解説をしてみたいと思います。
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知識
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身体に携わる人であれば少なからず勉強をされて、今の職業に携わっていると思います。
国家資格であれば3年以上学校に通う必要がありますが、国家資格でないトレーナー、整体などは、誰でも名乗ることはできます。
極論ではありますが、メンタリストDaiGoさんや中谷彰宏さんなど年間1000冊ほどの書籍を読まれている方が本気だして勉強されたら、私たちはかないません。
当然、ネットで調べてわかることは、Googleで検索すれば十分です。
しかし、メンタリストDaiGoさんや中谷彰宏さんより私たちは、運動指導やリラクゼーションなど、現場で効果を出すことができるでしょう。
やはり、書籍・ネットの情報どおり現場で行っても、うまくいかないことが多々あります。
□ポイント①
知識があるからといって、クライアントを改善できるとはかぎらない。
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経験
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「経験」重視の人は、過去に行った指導方法をもとに、クライアントにアプローチをします。
例えば、過去、腰痛の人にハムストリングをストレッチしたら、改善された。
では、次から腰痛の人にはハムストリングをストレッチしよう!となります。
一見、経験からくる指導なのでいいような感じがします。
しかし、この人は、なぜハムストリングをストレッチすれば改善されるのか?を説明できないし、改善されなかった場合、どう対応したらいいのか?引き出しがありません。
□ポイント②
経験だけでは、再現性がない。
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まとめ
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「知識」と「経験」について、だいぶ簡潔に、解説をしてきましたが、どちらも重要です。
今回、なぜこのようなお話をしたかというと、私が大切にしていることをお伝えしたかったからです。
クライアントに対して、なぜこのアプローチをしたのか?なぜこの回数なのか?なぜこの順番なのか?自分が行った行動すべてを説明できること。
【そのために知識を最大化する】
そして、知識と過去の経験をもとに、目の前のクライアントにあわせて微調整をすること。
【その積み重ねから、クライアントの問題に最適な解を導き出す】
「知識」だけでなく
「経験」だけでなく
両方を最大化していきましょう。