これはどんな意味があるのか?考えることもなく、当たり前だからという理由で、行ってしまっていることは、よくあることです。
1つ例を上げると、学校の教育システムです。
1中間・期末テスト
2宿題(普段も夏休みも
3服装髪型指導
4クラス担任制度
上記にあげたものは、学校では当たりに行われていることです。
これらをすべて廃止した学校があります。
千代田区にある麹町中学校です。
2014年校長に就任した工藤勇一氏が、新しい公立中学校の教育システムを作り上げました。
この学校は
「生徒が自分で考え、自ら行動できる自律した子供を育てる」ことを最上位目的としています。
この目的を踏まえると、なぜ廃止したのかが見えてきます。
1中間・期末テスト廃止
中間・期末テストは廃止ですが、教科の節目ごとに小テストを積極的に行っています。
希望者は、ほぼ同じ内容の再試験を受けることができ、学校の成績は2回目の点数が反映される。
中間・期末テストというのは期間が決められています。
教科・クラスによって進行具合は変わるので、教科の節目ごとに小テストを行うほうが合理的。
廃止の理由は、記憶力が高ければテストはいい点を取ることはできるから。
勉強で大切なことは、自分がわからなかったところ、間違えたところを知ることが大切。
→社会では記憶力だけでは役に立たない
再テストではほぼ同じ内容で行う理由
→間違えたところを重点的に勉強すれば、再テストでは点数が確実に上がる。勉強が楽しくなし、できなかったところができるようになる。
2宿題(普段も夏休み)廃止
宿題は、勉強ができる子もできない子も全員が同じ内容。
これでは、できる子もできない子もモチベーションが下がってしまいます。
宿題のかわりに手帳を生徒に配布し、放課後、どう過ごすのか自分で決めます。
勉強する場合は、どんな科目を行うのか?どのくらい行うのか?自分が学びたい科目を好きなだけすることができます。
サポートシステムとして、放課後教室を開放をし、勉強したい子は、好きな科目を学ぶことができる。(先生がいる)
3、4は次回に続きます。
○参考テレビ
□カンブリア宮殿
「宿題・定期テストは廃止!教育の常識を打ち破った驚きの公立中学の秘密」
2019年9月26日放送回より
□番組詳細