千代田区にある麹町中学校の教育システムについての続き。
1〜4をおさらいすると
1中間・期末テスト廃止
2宿題廃止(普段も夏休みも)
3服装髪型指導廃止
4クラス担任制度廃止
前回は、1と2の説明をしたので、今回は3と4について。
3服装髪型指導廃止
よく考えてみると、茶髪や靴下の長さなど、何が問題なのか?
理由を説明できる人はなかなかいないのではないでしょうか。
「校則を守るべき」と、考えることをやめてしまった人は、地毛が茶髪の生徒に、髪を黒く染めてこいと、本末転倒な指導をする始末。
麹町中学校では、服装・髪型について注意はしないそうです。
「生徒が自分で考え、自ら行動できる自律した子供を育てる」ことを最上位目的の通り、
どんな髪型・服装がいいのか?自ら考えさせています。
4クラス担任制度廃止
これは当たり前に行われてきた、1クラスにつき固定された1人の担任。
麹町中学校では、8人の先生が学年全体を見る「全員担任」という仕組みを採用。
三者面談では、保護者と生徒が教員を指名できるとのこと。
生徒に話を聞いてみると、進路のことはAと先生、運動のことはB先生など、相談する内容によって先生を選べるメリットがあるようです。
どんなにすぐれた先生でも、生徒との相性や、得意分野は違うはず。
8人もいたら、誰かしら話しやすい先生がいるはず。
相談する機会が増えたそうです。
麹町中学校では、まだまだ通常と違った取り組みが行われています。
自分が学生だったら、こんな学校に通ってみたかったです。
学校ではどんな人材を育てるのか?
このシステムでいいのか?
を問い続けることはとても大切ですね。
自分が改革をするとしたら、1つ提案。
中学校であれば、1年に1回のクラス替えが普通だと思います。
提案として、クラス替えの頻度をあげる(半年に1回くらい)もしくが、選択授業を増やす。
担任が複数いるメリットと同じで、クラスもあまり固定されると、人間関係が固定さえ苦痛と感じる生徒もいると思います。
クラス変えを増やし、逃げ場を作ってあげることで、いじめ対策にもなるし、多くの生徒と触れることで友達が増えたり、多様性を受け入れられるようになるのかな?と思います。
□質問
「こんなふうに教育が変わったいいなと思うことはなんですか?」
○参考テレビ
□カンブリア宮殿
「宿題・定期テストは廃止!教育の常識を打ち破った驚きの公立中学の秘密」
2019年9月26日放送回より
□番組詳細
千代田区にある麹町中学校の教育システムについての。jp/cambria/backnumber/2019/0926/