回旋の基準値は90〜100°となるので、左右を評価し基準値をクリアすれば通常「問題なし」という評価結果となります。
回旋の評価は、基準値をクリアしたとしても、さらに評価を進めることでわかることがあります。
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評価をして問題があった場合
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以下の7点の評価を行い、問題があった箇所に対してアプローチをしていくという流れになると思います。(なぜ可動域が低下したのかは、考察する必要があります)
①頭部
②胸郭上部
③脊柱全体
④腰部
⑤股関節
⑥脛骨
⑦足部の回内・回外
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評価をして問題がなかった場合
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問題がなかった場合も、上記の7点を評価してみます。
上記の7点トータルの可動域が90〜100°で、一見問題ないように思えますが、考察をしてみると
極端な例ですが
例:
右回旋時、股関節と腰部で60°回旋し、残りの5点で30°回旋
左回旋時、脊柱全体で60°回旋し、残りの6点で30°回旋
このような場合が考えられます。
トータルの可動域は同じなのですが、1つ1つを比較をしていくと、右回旋で優位な箇所と、左回旋で優位な箇所が違う場合があります。
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まとめ
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回旋の評価に関して問題があれば考察しようと思うかもしれませんが、問題がなくても1つ1つの部位を比較していくと、その人の特徴がより明確となり、発見があると思います。