回旋動作の評価時に見るポイントの1つ「運動の起点は?」について考察をしてみます。
評価時、回旋動作がどの部位から起きるか?を確認します。
人によって「運動の起点」は様々です。
・腕から動く人
・頭部から動く人
・胸郭から動く人
・骨盤から動く人
回旋に限らず動作時に、1番最初に動く部位は、感覚が優位か・力を入れやすいもしくは力みやすい部位となります。
(1番最初に動く部位が、感覚が鈍い部位の分まで頑張ってしまう)
・頭部から動かす人は下行性の運動連鎖
・骨盤から動かす人は上行性の運動連鎖
・胸郭から動かす人は運動連鎖が機能していないか、一部の運動連鎖のみ機能している
(例:胸郭→頭部のみ動かす人は、骨盤が関与しない上行性運動連鎖)
・腕から動かす人は、末梢の感覚が優位。もしくは代償動作。
身体の感覚が優れている人でなければ、基本的に最初に動く部位から遠い部位の感覚は鈍くなります。
(例:頭部から動かす人は骨盤の動きはあまりよくない)
回旋という動作に限って言うと、足部が固定されているため、運動連鎖で考えると上行性の運動連鎖で動作を行うと、大きな可動域をだすことができます。
実際現場では、上行性の運動連鎖で指導をすると、ほぼ100%可動域がかわります。
━━━━
まとめ
━━━━
動かす順番または動いていない部位を判別し、誘導することで可動域がかわることがあります。