ハムストリングスが硬いクライアントが来た場合、ストレッチかマッサージという選択肢が一般的だろうか。(ここでは細かいアプローチの話は省略)
「身体評価法〜機能編〜」セミナーで股関節伸展時、収縮の順番が大切だというお話をしました。(まだ受講されていない方、動画作成中ですので少々お待ちください)
右脚の伸展時、右足の大殿筋とハムストリングスが同じくらいのタイミング・その次に左側の脊柱起立筋・次に右側の脊柱起立筋が収縮するのが正常ですという評価です。

大殿筋の収縮が遅い人は、股関節伸展動作は、ハムストリングスが代償でメインとして使われ、硬くなります。
マッサージ・ストレッチでハムストリングスの硬さをとっても、また硬くなることが予想されます。
この場合、大殿筋の収縮を促し、出力をあげてあげることで、ハムストリングスの緊張が下がり、柔軟性があります。
身体を緩めるために必要なことは、運動ということになります。(逆のことも考えられます。例:身体を緩めることで筋の出力が上がる)
このように考えると、「身体を緩める専門の人」「出力をあげる専門の人」と、分けられていることって、おかしいですよね。
どちらの業界の人も、垣根なく身体について勉強し、技術を高められるといいですね。