前回の続きとなります。
同じトレーニングでもバリエーションがかわると名称がかわります。
スクワットを例にあげると
・ワイドスクワット(足幅を広くして行うスクワット)
・ナロースクワット(足幅を狭くして行うスクワット)
・フロントスクワット(バーを身体の前方にのせ行うスクワット)
・バックスクワット(バーを身体の後方にのせ行うスクワット)
・シングルレッグスクワット(片脚で行うスクワット)
など
そして名称がつくと、そのトレーニングの正しいやり方を学び、やり方を暗記してしまいます。
→暗記するということは、そのトレーニングのマニュアルがあるということ。これが思考を狭めてしまいます。
また、同じ種目を10回3セット行わせてしまいます。
→目的によって、セット数やレップ数の途中でやり方を変えてもいいはずです。
上記の2点の思考があることで自由度を下げてしまいます。
スクワットを「しゃがむこと」と定義すると自由度があがります。
初めは、
正面を向いてしゃがむ。
途中から、右を向いてしゃがむ。
次に、左を向いてしゃがむ。
回数も、しゃがむ深さも、その都度変えます。
同じ種目をやり続けることで、脳への刺激が減るように、種目・回数を固定してしまうと脳への刺激が減ってしまいます。
不定期にトレーナーが指示をだすことで、クライアントに予測させず、毎回刺激を変えることできます。
バリエーションとして、
・しゃがむ深さ・方向を変える(右足側だったり左足側にしゃがむ)
・足の幅を変える
・つま先立ちなど、足部の形状を変える(足部回外・回内など)
・フラットな接地面ではなく、台やボールなどを利用する
・前後・左右へ移動しながら行わせる
・ダンベルなどのツールを持つ(左右入れ替えたり、オーバーヘッドにしたり)
・顔の向きを変える(眼をあける・閉じる)
・腕の位置を変える(オーバヘッド、前方にあげる、側方へあげるなど)
・トレーナーが物をなげてキャッチもしくはよける(ボールなど)
・しゃがむスピードをかえる。もしくはトレーナーがコントロールする。
・対象物をもうけ、しゃがむ時にタッチする。(リーチ動作)
・呼吸のタイミング(しゃがむ時に吸う?吐く?とめる?)
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まとめ
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メニューに記載しやすいトレーニング種目を選択することもありですが、その日1日かぎりしか行わせない種目もありだと思います。
今回はスクワットを例にあげましたが、他の種目でも自分なりの種目を考えてみてください。