血圧が高い=薬もしくは運動をしましょう!と指導されると思いますが、そもそも高血圧の原因は何か?見ていきます。
①塩分濃度
血中の塩分濃度が高くなると、塩分濃度を下げようと水分が増えるため血圧が高くなります。
・塩分摂取量が多い場合
→塩分摂取量を適正量に下げる。カリウムを摂取する。(カリウムはナトリウムを排泄する)
・カリウムが不足している場合
→塩分摂取量が適正でも、カリウムの摂取が不足していると塩分濃度は高くなってしまう。この場合、塩分摂取量を下げるののではなく、カリウムの摂取量を増やす。
②動物性脂肪
動物性脂肪は、血液を固まりやすくする作用があります。
過剰摂取は血圧を高めます。
生活習慣と食事を改善しましょう。
③ストレス
ストレスを感じると、交感神経が優位となります。
ストレスに対抗するための防御反応なのですが、結果的に血圧は高くなります。
メカニズム・対処法は「ストレス」セミナーの動画をご覧ください。
④腎機能の低下
腎臓の役割は、腎臓に流れ込んでくる血液が少ないと、血液をが増えるように作用し、血液が多すぎると、減らすように作用します。
つまり、腎臓は血圧をコントロールしているのですが、腎機能が低下すると、ナトリウム排泄の低下、水分貯蓄となる。→結果、血圧が高くなる。
⑤炎症
身体のどこかで炎症が起きていると、身体を修復させようと、その部位に血液を送ろうとします。
その結果、一時的に血圧は高くなります。
→この場合、薬や運動ではなく炎症を治すことが優先。
このように、血圧が高くなる原因は複数あります。
(年齢による血管の劣化もあります)
クライアントの、年齢やライフスタイルを確認し、薬が必要なのか?運動が必要なのか?他のアプローチが必要なのか?判断していきましょう。
参考書籍:「最強の健康法 〜病気にならない最先端科学編〜」