クライアントの自宅に出張トレーニング時のエピソードを共有いたします。
クライアントの方はゴルフをされていて、毎週1回ゴルフレッスンを受けられています。
トレーニングの度に、抱えているスイングの問題点を教えてくれます。
ゴルフクラブを持たない状態で素振りをしていただくのですが、クライアントの方がおしゃっている問題点はどうやら素振りの時にはできているようです。
この段階で、動作や関節可動域に問題ないことが予想されます。
素振りとゴルフラウンドの間のどこかの段階で、スイングの問題がでてしまうようです。
少し負荷をかけてみることにしました。
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負荷①
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何もない状態での素振りに、ティーアップしたゴルフボールをセッティングして素振りをしてもらいました。
先ほどとの違いは、ただボールが目の前にあるだけですが、素振りをしてもらうと、いつも抱えている問題のスイングとなってしまいました。
さらに負荷を変えてみます。
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負荷②
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今度は、ティーアップしたゴルフボールを2つセッティングしてみました。
その状態で素振りをしてもらうと、素振りだけの時と同じく理想に近いスイングができました。
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まとめ
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ゴルフクラブを握った状態でスイングをしていませんが、現段階での考察です。
クライアントの方は、中心視野を用いてスイングをしてしまうと、身体に緊張が生まれて理想のスイングとは違うスイングとなってしまうようです。
ボールを2つ置くことで、中心視野から周辺視野となるので、身体の緊張が多少なりとも緩和し、理想のスイングに近づいたと思われます。
今後、自宅での練習ではボールを置いた状態で素振りをしていただき、ボールが無い状態に近づけるように練習をしていただきます。
その後の経過も、後日ご報告いたします。
環境によって身体の反応は大きく変わることが再認識できました。
筋力や柔軟性に目が行きがちですが、クライアントがどうゆう状況で緊張するのか?もしくは筋出力が低下するのか?を考察すると、新たなエクササイズプログラムができるかもしれません。
✴︎ゴルフスイングに関しては技術指導となるためアドバイスはしておりません。クライアントの方から、どのようなスイングをしたいのか?と、お話を聞き、その動きを再現できるようアドバイスをしています。