頸部において現代人で多い姿勢なのが、A頭部前方移動・Bスマホ・PC作業などの操作による頭部屈曲位です。


Aにおける頸椎のアライメントは、上部頸椎が伸展・下部頸椎が屈曲となります。
Bにおける頸椎のアライメントは、上部・下部とも屈曲となります。
頸部の伸筋は大きくわけて3種類に分けることができます。(図参照)

【頸部伸筋の分類】
①頭部と頸椎をつなぐ筋群
②頸椎と胸椎・肩甲骨をつなぐ筋群
③頭部と胸骨・鎖骨・胸椎・肩甲骨をつなぐ筋群
A・Bのアライメントでともに伸長されるのが、分類②の筋群です。
②の筋群は、頸椎の弯曲をつくる作用があります。
この筋群が伸長され筋力が低下すると、ストレートネックになりやすくなります。
エクササイズは、分類②の筋群を強調して行わせることが大切です。