首に違和感のあるクライアントがいました。
アプローチをしても一時的に改善はするものの、翌週には再度違和感がでてしまいました。
話を詳しく聞いていくと、どうやら枕を変えてから違和感がでたようす。
枕のアドバイスをしたら、違和感がとれました。
枕の調整の仕方をシェアいたします。
□仰向けの調整
姿勢編でご紹介しましたが、頭部のニュートラルポジションは、脊柱に対して手のひら一枚分前方となります。
ということは、どんなに姿勢がいい人でも、枕なしでは、首の緊張が生まれます。
逆に、猫背のぎみの人は、高さが必要となります。
マットレスとの兼ね合いも考察する必要があります。
マットレスが柔らかめであれば、お尻が沈む分、頭部はあまり前方へいきません。
マットレス硬めであれば、立位時と同じくらい頭部は前方へ行く可能性があります。(重力がある分、前方へ行く距離は減ると思いますが。)
□横向きの調整
仰向けより、横向きの調整が重要となります。
横向きの高さは、肩幅が基準となります。
横を向いた時に、首の側屈がでない高さが理想です。
仰向けで枕の高さを合わせることが多いので、横を向いた時、理想より低い高さとなり、首は側屈した姿勢となります。
→クライアントの方も、低い枕に変えて首の違和感がでたようです。枕を高くすることで違和感がなくなりました。
□まとめ
仰向けと横向きで、理想の高さはかわります。
枕の真ん中を低く(仰向けで調整)、両サイドを高く(横向きで調整)するのが理想です。
枕を買いに行く時間がない場合は、バスタオルなどで高さを調整しましょう。
低反発など、素材で枕やマットレスを選びがちですが、重要なのは、その人の姿勢(形状)にあわせた枕です。
ご参考までに。