フロー型ビジネスとストック型ビジネスという用語があります。
一般的な説明ですと
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○フロー型ビジネス
・売り切り型ビジネスとも言われ、一度商品を売ってしまえばそこで終わってしまうビジネスモデル。
トレーナー・セラピストで考えてみると、パーソナルトレーニング指導や治療、施術などがあげられます。
○ストック型ビジネス
・仕組みやインフラを作ること(定額サービスの提供)によって継続的に収益が入るビジネスモデル。
トレーナー・セラピストで考えてみると、月額制の教室・ジムなどがあげられます。
*ビジネスを分類すると、自分で行うか?人を雇うか?わけることができますが、ここでは、自分で行うことを想定して考えています。
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現代は、オンラインの発展やサービスの拡充により、個人で活動できる範囲が増えてきて、フロー型とストック型の解釈が変わってきました。
ここからは、確立されたビジネス理論ではなく、私の解釈ですのでその辺を踏まえてお読みください。
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トレーナー・セラピストにとって、フロー型とストック型の概念はとても重要です。
私の定義に置き換えると、
○フロー型は、自らがかけた時間と比例するサービス
○ストック型は、自らがかけた時間と比例しないサービス
となります。
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○フロー型は、1時間〇〇円、1個〇〇円というサービス。(自分が直接携わること)
この定義でいくとオンラインパーソナル・セミナー、物販の販売などがフロー型となります。
時間の制約があるため、パーソナルはどんなにがんばっても1日24時間が売上の上限となります。
セミナーは、パーソナルよりは人数の上限が多くなるものの、時間の制限は生まれてきます。
物販も、直接自分で売る場合、時間がとられること、在庫リスクを抱えることとなります。
○ストック型は、コンテンツを作成しネット上で販売をするサービス。
セミナー開催だけですとフロー型ですが、セミナーを録画した動画を販売すること・使用した資料を販売することは、ストック型となります。
またYouTubeに動画をアップロードし、収益をあげることもストック型と言えるでしょう。
コンテンツやセミナー資料をつくることは時間はかかりますが、完成した場合、販売から購入手続きまで自動で行うことができるので、自分の時間を使用することはありません。
ストック型のメリットとして、過去のコンテンツを販売することできる、価格を自由に決定できる、フロー型ビジネスの宣伝としても利用することができます。
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まとめ
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トレーナー・セラピストという職業は、クライアントに直接携わることができ、とてもやりがいがを感じることから、フロー型を追求してしまいがちです。
フロー型のサービスしか提供していない場合、どうしても労働時間というのは長くなってしまいます。
フロー型サービスを充実させるためには、ストック型のサービスをもつメリットがあると考えています。
専門職である我々は、経験を重ねることで技術や知識を持つことができ、ストック型のコンテンツを作りやすい職業だと思っているので、また後日、どんなストック型のコンテンツができるのか?ご紹介します。