一昔前までは、セミナーに参加したり書籍を読んで知識を増やし、記述を磨いていけばトレーナー・セラピストとして活動していくことは可能でしたが、最近では情報の普及により知識・技術だけでは差別化するのは難しくなってきています。
また、単純に価格を安く提供したとしても、価格競争に巻き込まれてしまいます。
知識・経験では差別化が難しく、価格では戦略が必要となってきます。
*知識・技術が必要なでないと言いたいのではなく、これらのレベルが高いことが前提
(価格は目的やサービスの内容により、高価格・中価格・低価格にわかれます)
他に重要なキーワードはなんでしょうか?
書籍や他の方も言われていますが、これからは「信頼」がキーワードとなってきます。
「信用」ではなく「信頼」です。
「信頼」と「信用」この言葉の違いを説明できますか?
*パーソナルトレーナーのためのコーチングセミナーにご参加・ご視聴していただいた方は、復習となります。
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信頼を得るまでの過程
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信頼はいきなり得ることはできず、警戒・疑心・親和・信用・信頼の5ステップを踏みます。
□警戒
・最初は、警戒。初めて会う人など、見ず知らずの人に対する怖いという恐れの状態。
□疑心
・次は、疑心。怖いことはないが、この人は大丈夫なのか?不安感を拭い去れない状態。コンビニの定員などやや顔見知りの状態。
□親和
・その次は、親和。ご近所さんなど顔見知りで、家族構成などを知っており、安心感・親近感を得ていて、少しずつ心を開いていこうという段階。
□信用
・そして、信用。部長だから・〇〇大学だから・〇〇年住んでいるからなど、肩書きがあることで信用してもらえる状態。
お金を借りるときは信用があるから、借りることができます。(年収が〇〇。もしくは大企業に勤めているなど)
トレーナー・セラピストが資格をたくさん取得しようとしているのも、クライアントから信用を得るための手段の1つとなります。
□信頼
・最後に信頼。この段階は、「あなた」という存在が選ばれる理由となります。
この段階になると、資格を保有していなくても選ばれます。
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まとめ
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「信頼」を得るには段階があります。
いきなり「信頼」を得ることを目指さず、時間をかけて「信頼」を得ていきましょう。
次回は、こんなことをすると「信頼」を失うかも?!という実際のエピソードをご紹介します。
