前回、パーソナルトレーニングとチーム指導の違いについて、以下の3点があるというお話をしました。
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①器具の制約
②トレーニングメニューの制約
③時間の制約
*アシスタントトレーニングコーチとして働いていたのが、社会人アメリカンフットボールチーム
(以下Aとします)
*ヘッドトレーニングコーチとして働いていたのが、社会人軟式野球チーム。
(以下Bとします)
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①器具の制約
スポーツジムでパーソナルトレーニングの指導をする場合、多くのトレーニング器具がそろっており、行いたいトレーニングメニューはほぼ行うことができます。(順番待ちがあるくらい)
定期的にマシンのメンテナンス・新しいマシンの導入があり、常に充実した設備の中で指導が行えます。
チームAの設備は、グラウンド内にトレーニング室がありチームスポーツの中でもとても充実しているほうだったと思います。
チームBの場合は、投球練習が2組できるビニールハウスの中に、スクワットラックとバーが2つあるのみでした。
設備によって行えるトレーニングメニューが変わってきてしまいます。
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②トレーニングメニューの制約
①の影響により、行わせたいトレーニングメニューができないことがおこります。
また、行わせたいトレーニングメニュの器具があった場合としても、人数がおおければ全員おこなわせることはできません。
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③時間の制約
そして最後に時間の制約です。
指導しているスポーツによって、トレーニングの優先順位が違ってきます。
チームAはコンタクトスポーツであったため、トレーニングの優先度は高く選手の意識も高かったです。
チームBは野球であったため、トレーニングより技術練習の優先度が高くなります。
また、トレーニングの意識は低い選手もいました。(トレーニングの必要性を感じない)
アマチュアのスポーツ全体言えることですが、練習時間に限りがあるため、理想のトレーニング時間を確保することは難しいです。
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まとめ
チームスポーツにおける3つの制約を見てきました。
チーム指導を経験したことで、器具がなくても目的の部位を鍛えるにためのトレーニングメニューを考えられるようになりました。
また、パーソナルトレーニングの環境はとても恵まれていることに気が付きました。
パーソナルトレーナーしか経験されたことのない人は、チームの指導をされることおすすめいたします。
自分の指導力が上がることを体感されると思います。
