野球に詳しい方でしたらご存知なことですが、昨今野球界では球数制限が話題となっています。
傷害予防を目的とし、2020年春の甲子園大会から1週間500球の投球数制限が導入されました。
プロ野球の投手でも100球をめどに交代することが増えてきました。
球数を制限することで傷害を予防することはできるのでしょうか?
球数を制限しても怪我をしてしまう人、何球投げても怪我をしない人。
この違いは何から生まれるのか?
トレーナーの視点から考察をしていきます。
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傷害はなぜ起きるのか?
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傷害が起きる理由としては
・動作の問題
・組織の耐久性
があり組み合わせとして
①動作が適切、組織が負荷に耐えられる
②動作が適切、組織が負荷に耐えられない
③動作が適切でない、組織が負荷に耐えられる
④動作が適切でない、組織が負荷に耐えられない
となります。
①は理想の状態、②〜④で問題が起こると考えられます。
球数を制限することは、組織への負担を減らすことへの介入になります。
動作への問題、また組織へ負担をかける他の要因が考慮されていません。
次回、他の要因について深掘りしていきます。
